オフシーズンを狙おう
そもそも賃貸物件の家賃が変動するのは、「ハイシーズン」と「オフシーズン」が存在するからです。進学や就職に伴って引っ越しをする人が多い時期を「ハイシーズン」、ピークが過ぎて引っ越しをする人が少ない時期を「オフシーズン」と言います。同じ条件の物件でも、需要の変化によって家賃設定は変わっていくでしょう。オフシーズンは、4月下旬~8月(または6月~8月)を指すことが多いです。4月下旬になると新生活に向けた物件探しがひと段落するため、不動産会社の対応に余裕が出てくるでしょう。
梅雨の時期には天候が不安定になるほか、夏は暑さが厳しくなります。引っ越しを計画する人が少なくなるため、じっくりと賃貸物件を探すことが可能です。
安い賃貸物件の探し方
安い賃貸物件を探す際には、あらかじめ2つの条件を決めておくことが重要になります。1つ目は、家賃と初期費用です。一般的に、月々の家賃の目安は給料(手取り)の4分の1~3分の1、初期費用の目安は家賃の5か月分程度とされています。必要となる生活費を把握した上で、家賃と初期費用をいくらまで払えるのか確認してみてください。2つ目は、住みたい場所です。都心や人気の高いエリア、駅から近い物件などは、家賃も高くなる傾向にあります。
ただし、家賃の安さを重視する場合には、ある程度の妥協も必要になるでしょう。具体的には、「住みたい場所(駅)を1つに絞るのではなく、周辺の駅も候補に入れる」ことや、「駅からの徒歩分数を(許容できる範囲で)増やす」ことが挙げられます。