条件に合った物件を見つけるのが難しくなる
賃貸物件が安くなる時期に借りる事に関してはメリットもありますが、デメリットな点もいくつか挙げられます。その一つが賃貸物件の選択肢が限られてくるという点です。賃貸物件が安くなると言われている時期は、新たな空室が出てくる可能性が少ない傾向にあります。そのため、既存の空室物件の中から部屋を見つける必要があり、賃貸物件自体の数が少ないのがデメリットの一つです。安い時期の賃貸物件には「最寄駅から遠い」など条件が良いとは言えない物件が多くなり、希望に合った物件を見つけるのが難しくなる可能性があります。安くなる時期に賃貸物件を借りたいのであれば、優先すべき条件をあらかじめ明確にしておく事が大切になってくると言えるでしょう。
お得なサービスやキャンペーンなどが利用できない
繁忙期に用意されているサービスが受けられない点も、安い時期に賃貸物件を借りるデメリットと言えます。繁忙期は、顧客を一人でも多く獲得しようとお得なサービスやキャンペーンを用意している不動産業者が多くなります。一方、賃貸物件が安くなる閑散期の場合、繁忙期のようなサービスやキャンペーンを提供している不動産業者はほとんどありません。また家賃が下がる時期に賃貸物件を借りる場合、家電製品や家具などがお得に購入できない点もデメリットと言えるでしょう。
2~3月にかけての引越しシーズンになると、セールが実施される家電量販店が多くなります。中には新生活を始める人向けに冷蔵庫や洗濯機などをセットにしたお得なキャンペーンを打ち出している所もあります。しかし、賃貸物件が安くなりやすい閑散期では、そのようなセールはほとんどないため、仕方なく定価で購入する事になる可能性が高いです。