1Rや1Kなどの間取りが人気

単身者はファミリー世帯とは違い、賃貸物件を借りる時も、多くの部屋数を必要としません。家賃を抑える意味でも1Rや1K、1DKといった狭い間取りが好まれています。特に低コストなのが、居室とキッチンとの間に仕切りのない1Rでしょう。狭いだけに生活動線が短くて移動しやすい上、駅近の便利な場所にある物件も少なくありません。

デメリットは、自炊をすると、部屋全体に料理の臭いが広がることです。それが不満なら、居室とキッチンに仕切りのある1Kの間取りを選ぶと良いでしょう。価格帯は1Rより高めですが、玄関から居室が見えにくく、その点でも安心感があります。ただ狭いながらも開放感のある1Rと比べ、仕切りがある分、部屋全体が狭苦しく感じるかもしれません。

築年数の古い1DKや2Kの間取りが狙い目

もう少しゆとりが欲しいなら、1DKや1LDKといった選択肢があります。1DKはダイニングキッチンが、1LDKは8畳以上のリビングダイニングキッチンの付いた間取りです。何れも居室は1つですが、1Rや1Kより広いのは言うまでもありません。当然、家賃も高くなりますが、築年数が古かったり、立地条件の良くない物件なら、手頃な価格の賃貸が見つかる可能性もあります。 特に1DKは、築年数の経った物件が多いと言われており、狙い目かもしれません。また2Kの間取りも、一人暮らしの人の間で人気があります。居室が2つあると言っても、平均的な2Kの専有面積は1DKと大差がないのが実情です。こちらも築年数が古くて、家賃が低めの賃貸物件が少なくないので、価格の割には広い部屋に住みたい人におすすめです。